こんにちは、台湾のゆっこです。
今日は箸休めの小話です。
先日、急にシャワーの勢いがショボショボに弱くなってしまい、マルコスがたまたま土日とも仕事で忙しかったので、自分で直したという、どうでもいい話をシェアします。
我が家は4人家族です。マルコスと私は主寝室を使っていて、部屋の中にバスルームがあります。適当な格好でウロチョロできるので、なかなか便利です。マルコス母とマルコス姉は、別のシャワールームを使っています。
台湾はバスルーム(またはシャワールーム)とトイレ、洗面台も一緒になったタイプが一般的です。 バスタブにゆっくり漬かる習慣がないので、バスタブが無くてシャワーしかない家もあります。
ある夜シャワーを浴びようとすると、前日まで問題なかったシャワーの勢いが急にショボショボになっていました。色々と試しても直らなかったので、ショボショボのシャワーと、勢いがいつも通りのカラン(湯船にお湯を溜める用)でその日はなんとか済ませました。
翌日、すっかり忘れてまた自分たちのバスルームでシャワーを浴びようとしたら、やっぱりショボショボです。仕方がないので、前日同様、カランとの併用で済ませました。
翌々日、シャワーを浴びる前に気づき、マルコス母とマルコス姉が使っているシャワールームを借りて、勢いの良いシャワーを浴びることが出来ました。やっぱりシャワーはこうでなくちゃ。
これは、早急に直さねば!
原因を探るべく、とりあえずgoogle先生に聞いてみました。
うちの水栓は台湾ではよくあるツマミを上げ下げしてシャワーとカランの切り替えをするタイプです。日本の家庭では一般的じゃないので、どの修理例も参考になりませんでした。(中国語でgoogle先生に聞くスキルはありません)
そこで、シャワーヘッドを分解して一つ一つ確認したり、シャワーとカランを切り替えたりして、もっと良く観察してみると、ツマミの下から少し水漏れをしていることに気づきました。
水栓の下側、シャワーのジョイント部分からは水漏れはありませんでした。
よし、ツマミを外してみよう!
ということで、ツマミ部分を外してみると、中のゴムパッキンが劣化していました。
写真がピンぼけしていますが、こちらです。
マルコスは仕事だったので、マルコス姉に近所の金物屋に付き合ってもらい、パッキンかツマミか、何かしら交換できそうな部品を探しに行くことにしました。
台湾で「○○五金行(ウージンハン Wǔjīn háng) 」や「☓☓五金(ウージン Wǔjīn)」という名前のお店は”金物屋”です。 色々な部品や工具の他に、広めのお店だと100円ショップに売ってそうな小物も売っていたりします。
マルコス姉に通訳をして貰って、部品を店主に見せたら、地下に水回りの部品があるから探してみてとのこと。
地下にいた店員さんに聞きながら探しましたが、似たような部品はあるものの、同じパーツはありません。ゴムパッキンだけが手に入るのがベストなのですが、サイズが合うパッキンもありませんでした。
店の店主に他の五金行を聞いて、次の店へ。
そこにも無くて他の五金行を聞いて、さらに次の店へ。
というのを繰り返して、まるでロールプレイングゲームの『話を聞く』コマンドで村人の話から情報収集をして宝探しをしている気分になってきました。
そして、6軒目だったでしょうか、小さな五金行の店主が「このパーツだけ売ってるのは見たことがない、水栓の部分丸ごと取り替えるしかないんじゃないか」と言うので、「この小さなゴムパッキンだけでいい」と伝えると、レジ後ろの引き出しから小さなゴムパッキンがいくつか入った、小さな透明な袋を出してくれました。
ひとつ取り出し、これが一番小さいサイズだと言います。合わせると大き過ぎます。やはりここもダメか、と諦めかけてふと袋を見ると、もっと小さいサイズが目に入りました!
お~い!!もっと小さいのあるじゃ~ん!!(心の声)
そして、その一番小さいサイズのゴムパッキンがピッタリでした。やっと見つけたゴムパッキン、いや宝物は10元(36円くらい)でした。袋が透明で良かった。見える化、大事。
さっそく取り付けます。
これで、ツマミ下の水漏れは解消されました。
しかし、シャワーの勢いはショボショボのままです。”ゲームクリアした感”があったのに、残念!
そこで、今度はマルコス母とマルコス姉のシャワールームの水栓やシャワーのパーツやジョイント部を上流から一つずつ外して、徹底的に比較していきました。
すると、シャワーヘッドを外してホースだけにしたときに出る水量がまったく違うことに気づきました。
水量が少ないけど勢いが強いので、比べる前は気づかなかったのです。水量を比較した写真がないですが、この部分からでる水量です。
マルコス姉に見せると、外から小石が入ってきたのではないかと言います。
え、外から小石が入ってくる!?想定外!!
石だったら取り出すの難しそうだな、と思いつつも中の掃除をしてみることにしました。
使ったのは家にあった、この爪楊枝兼歯間ブラシみたいなアイテムです。
水を勢いよく出して、小石なるものを出口に寄せておいてから、シャカシャカと掃除をしてみました。
小石みたいに硬いものが出た感じはありませんでしたが、ゴミが少し出てきました。そして、水量が増えて力強くなりました。こうして、快適な勢いもりもりのシャワーを取り戻しました。
帰宅したマルコスは小指を立ててひと言、「さすが私の夫、ありがとう」。
以前、”みえる人”に、「あなたは前世で男だったから中身に男っぽい部分が残っているけど、今世は女であることを忘れないで」と言われたことを思い出しました。
忘れません!
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