こんにちは、台湾のゆっこです。
2020年は、今までにない状況が世界中を取り巻き、なんだかあっという間に1年が過ぎようとしています。
台湾は世界の中でもコロナ締め出しが圧倒的に早かったので、国内市中感染は4月の半ばくらいからゼロを維持しています。
しかし、裏を返せば、国全体が免疫ゼロに近い状態で、ある意味危険とも言えます。
そんな中、年末年始や旧正月には、台湾籍の方が大勢帰国したりと入境者の増加が予想されます。そして、そもそも秋冬には感染症が広がりやすいこともあり、
中央流行疫情指揮センターが対策を打ち出しました。
内容は大きく2つ。
- マスク着用が義務化される場所が拡大
- 入境時3日以内の新型コロナ「陰性報告書」の提出必須
12月といえば、
以前に旅行関連の規制緩和が発表されたときの第3段階 (国際旅行)に当たる時期ですが、状況はよくなりませんでしたね。
では、各対策の内容を詳しくみていきましょう。
【2020.12.3訂正】新型コロナの検査免除対象者が追加されました
「マスク着用」強化
今までは、公共交通機関、病院、郵便局、銀行、映画館などの比較的人が密集している場所のみ、マスク着用義務がありましたが、今後は以下の8か所に拡大されます。
1. 病院、クリニック、高齢者施設などの医療関連施設
2. 電車、バス、タクシー、飛行機などの公共交通機関
3. ホテル、スーパー、小売店などの生活・買い物関連施設
4. 図書館、学習センターなどの教育・学習関連施設
5. 映画館、音楽堂、体育館、美術館などの観覧・鑑賞施設
6. 寺院、協会、葬儀場などの宗教・祭事施設
7. カラオケ、バー、ダンスホールなどの娯楽施設
8. 銀行、郵便局、区役所などの行政機関
理由なくマスク着用を拒んだ場合は、
3,000~15,000元(約10,800~54,000円)の罰金が科されます。
これだけ拡大すると、大自然以外はどこへ行ってもマスク必須!といった感じですね。
今朝見たニュースの情報によると、伝統市場もマスク必須だそうで、近所の市場も今日から全員マスクしているんでしょうね。
昨日までは、市場の店側の人もマスクしていなかったくらいなので、急激な変化です。
市場に関しては、大声でしゃべる人たちの唾が飛ばないので、コロナに関わらずマスクをしていた方が、気持ちよく買い物できるかな。
カラオケ店の経営は厳しくなりそうですね。
とにかく、出かけるときはマスクを忘れずに!
(関連記事:「クリアファイルだけで簡単に作れる携帯用マスクケース」がなかなか好評です)
「入境」強化
12月1日からは、入国、乗り継ぎで台湾の空港を利用する乗客すべてに、3営業日内の新型コロナ核酸検査「陰性報告書」の提出が義務化されます。(例外あり)
「乗客すべて」とは、台湾籍、外国籍関わらず全員です。
「核酸検査」とは、PCR、RT-PCR、NAA、NATなどを指し、抗原(Ag)、抗体(IgGまたはIgM)検査は認められません。
なお、陰性証明書が虚偽であったり、回避しようとしたりした場合は、1万元~15万元(約3万6千円~54万円)の罰金が科されます。
陰性報告書の書式、内容は以下の通りです。
原則として英語表記か中国語表記、あるいは英語と中国語の併記とする。必須事項は「搭乗者氏名(パスポートに記載されているものと同一であること)」、「生年月日(あるいはパスポート番号)」、「検体採取日と報告日」、「疾病の名称」、「検査方法」、「判読結果」など
Taiwan Today
ただし、例外として提出義務が免除されるパターンがあります。
以下の3ケースにおいては、報告書を提出しなくても罰せられません。
①緊急の事情を抱える旅行者への支援。例えば「二親等内の親族の葬儀に参列する」、「二親等内で重病の親族を見舞う」、「緊急治療を受ける」などで、旅行者は航空会社にチェックインする際、自発的に誓約書にサインすると共に死亡証明書や危篤の通知、診断書などの証明書類を添付する。そして航空会社による手配に従って指定の座席につく。入国時には自費でPCR検査を受ける。
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②自費でPCR検査が受けられない国からやって来る場合。オセアニアのツバル、ニウエ、フィジー共和国、トンガ王国などで、旅行者は航空会社にチェックインする際、自発的に誓約書にサインし、航空会社による手配に従って指定の座席につく。入国時には自費でPCR検査を受ける。
③各省庁による特例案件で中央感染症指揮センターが同意した場合。例えば必要かつ短期の公務もしくは商務による訪台で、海外でも適切な感染防止策をとっていたケース。旅行者は航空会社にチェックインする際、自発的に誓約書にサインすると共に、事前に報告して許可を受けたことを示す証明書類を添付する。そして航空会社による手配に従って指定の座席につく。入国時には特例案件として定められた検疫措置に従う。
12/2に免除対象者が新たに追加されました。ただし、台湾国民、居留証を持つ外国人に限られ、入境時に自費検査が必要になります。
- 台湾を出国して3日以内に再入国する場合
- 7歳未満(0~6歳)の幼児
- フライトがキャンセルされ、報告書の期限が切れた場合
- 緊急事態により誰かに同行する場合
ちなみに、台湾での新型コロナ自費検査費用は、5000~7000元(約18,000~25,200円)です。検査結果が早く出るものは7000元としている病院が多いそうです。
それなりに掛りますね。
実際に台湾に入国する予定のある方は、日本台湾交流協会や台北駐日経済文化代表処のホームページなどで詳細をご確認ください。
基隆は雨が続くし、生きにくい世の中ですが、心だけは晴れやかに過ごしたいものです♪
お気軽にコメントください
ここまで頑張ってきた台湾なので、ワクチンが浸透して安心できるまで、もうひと踏ん張り頑張りたいですね。
ゆっこさんも書いていらっしゃるけれど、免疫ゼロというのが本当にある意味心配です。
台湾入国のPCR検査の証明書・・・。
3日前というのも案外ハードルが高いですよね。
当日発行してくれるところは少なそうなのです。2度もクリニックへ行かなくてはならず
日本もだいたい3万円以上。証明書は別途であったりするし、英語だと割高。
年末年始、一時帰国を考えいますが、日本の感染も増えているし迷うところです。
衛生福利部のポスターのワンコが可愛い。笑。
バスに仰向けで乗っているのとか・・・なぜあえてここにワンコを採用したのかな。笑。
メイフェさん
14日間在宅検疫も含めて、ハードルが高すぎますよね。
私はもう今年は日本には帰らないことにしました。
ドイツから日本に帰るという知り合いは、
2週間自宅にこもっていられるかな、抜け出しそう
と言っていました。
日本は罰金もないし、そういう人も多そうですね。
証明書の英語版て、中身すかすかのくせにやたら高いですよね。
会計のときに、え?と言ってしまいました。(ビザ用の健康診断時)
ワンコをバスに乗っけるセンス、台湾ぽくてウケました(笑)