台湾飯|苦手なスパイスの正体が発覚した話

台湾の日常・家族


こんにちは、台湾のゆっこです。

「台湾飯は美味しい」

「台湾飯は日本人の口に合う」

一般的にはこう言われていることが多いと思います。

私にとっても、ほとんどの台湾飯は美味しいのですが、苦手なスパイスがいくつかあります。

代表格、八角!(急に韻を踏みたくなった)

マルコスもマルコス姉も八角の香りに慣れ過ぎて、少し香る程度では入っているか分からないそうですが、基本的に鼻づまりのくせにニオイに敏感な私は「いる!八角いる!」と即座に気づきます。

ルーロウファンも八角が少しでも入っていると進まなくなります。

次に、こちらも代表格のパクチー

スパイスとは言わない気もしますが、麺類などに最後のトッピングとしてパラりと上に散らされるのでスパイスの一種という扱いにしてみました。

新鮮なパクチーが少し入っているだけなら、むしろ美味しく感じることもあります。

でも、たーっぷりと入っていると、あの強すぎる香りで料理が全部パクチー味になってしまうので急に嫌いになります。



次に、日本でも最近売られるようになった五香粉

5種類くらい(5種類とは限らない)のスパイスがブレンドされたもので、滷味ルーウェイ(台湾の煮込み料理)や肉料理などに主に使われます。

五香粉に使われる代表的なスパイスは、八角、小茴(フェンネル)、肉桂(シナモン)、肉荳蔻(ナツメグ)、丁香(クローブ)、花椒などで、企業によって原料は異なります。

例えば、日本のA社では「シナモン、クローブ、八角、サンショウ、陳皮」、B社では「八角、シナモン、フェンネル、クローブ、花椒」が原材料になっています。

台湾のある企業の五香粉の原材料は「肉桂.八角.小茴香.丁香.花椒.甘松」と6種類のスパイスがブレンドされていました。

五香粉は八角が含まれることが多いので、私にとっては非常に苦手なスパイスとなるのです。

五香粉に限らず、台湾では肉料理にシナモンが使われることも多いのですが、肉とシナモンのコラボレーションも苦手で、無理~となって食べません。

ちなみに、リンゴパイやシナモンロールなど、スウィーツに使われているシナモンは大好きです。



最後に、最近発見した「君だったのか!」と犯人が明らかになったスパイスが百草粉です。

犯人扱いしてごめんなさい。

でも、台湾のお菓子でどうしても苦手な風味があって、ずっと何が入っているのだろう、これも五香粉かな…と思っていたのですが、ようやくその正体が分かりました。

先日、マルコスの仕事先から、基隆の人気店である連珍のお菓子の詰め合わせをいただきました。



連珍はタロイモボールが有名で、私も大好きなので以前本ブログでも紹介していますが、こちらのお菓子は気になりつつも買ったことがありませんでした。

六角形のお菓子は美味しかったのですが、問題は四角い「方糕」というお菓子です。



台湾の伝統的なお菓子だそうで、確かに昔ながらの雰囲気が漂っています。

封を開けた時点でぷわ~んとその香りがしたので、無理かなと思いつつ一口かじってみて、やはり無理でした。

箱の裏に原材料が書いてあったので確認すると「百草粉」という見慣れない文字。

調べてみると、台湾のある企業が発売している百草粉の原材料は「小茴(フェンネル)、草菓、川芎、肉桂(シナモン)、胡荽子(コリアンダーの実)、三奈、花椒、良薑、孜然(クミン)、胡椒、荳蔻、桂子、丁香(クローブ)」で、五香粉よりも多くの種類のスパイスがブレンドされていました。

調べて分かるものはカッコで書きましたが、他は聞いたこともなくて、基本的に生薬に使われているものが多かったです。

調べてみて納得です。

あの香りは確かに漢方!

漢方系のスープや火鍋は好きなのですが、漢方とスウィーツのタッグが苦手だったのだと台湾在住7年目にして初めて判明しました。

となると、アレもアレも百草粉だったのかな…

まだまだ知らないことだらけの台湾ライフでございます。

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