こんにちは、台湾のゆっこです。
ANAが8月3日より、月金の2往復「羽田-台北(松山)」線を再開すると、発表がありました。
スケジュールは、以下の時間帯のみです。
羽田(10:05)→松山(12:30)
松山(13:30)→羽田(17:45)
ためしにスカイスキャナーで航空券検索をしてみると、
8/2まで → 直行便がない、12万以上
8/3以降 → 月金にしぼれば直行便あり、5万円
ということで、それなりに、普段通りの価格帯に戻るようです。
さらに、6月29日からは台湾への外国人入境の制限も緩和されています。
観光(一般的社会訪問を含む)と就学を目的とする入境を除き、外国人の入境制限を6月29日から緩和する。これにより、ビジネス目的、親族訪問、研修、国際会議や展覧会への出席、国際交流事業、ボランティア、布教活動、ワーキングホリデー、青少年交流、求職目的であれば、台湾の在外公館/在外事務所に必要書類を提出し、審査を経て特別入境許可を取得すれば入境が可能となる。
引用 日本台湾交流協会
なお,「一般的社会訪問」とは、友人訪問、結婚式参加、スポーツ試合観戦、コンサート等の鑑賞、季節の慶祝・文化活動参加等、特定の受入機関や親族が台湾にない訪台を意味する。
親族訪問という文字が目に飛び込んできます。
ここまでの情報を見ると、行き来もできるようになったのかな、と思うかもしれませんが、
喜ぶなかれ!
上げといて下げるパターンでスミマセン。
【喜べない理由 その1】
台湾に入境できる目的は増えましたが、条件は残っています。
- 在外公館に必要書類を提出し、特別入境許可を取得
- 搭乗3営業日以内のPCR検査陰性報告
- 入境後14日間の在宅検疫
(有効な居留証を保持していればPCR検査報告、14日間の在宅検疫不用)
ということは、大抵の外国人は、よっぽどの有事じゃない限り、台湾に来ることはないと思われます。
【喜べない理由 その2】
そもそも台湾から出国ができるか?
衛生福利部疾病管制署のホームページを確認すると、
全世界に対して、渡航警戒レベルが最高の3「警告(Warning)」です。
不要な旅行は全て避ける、ということです。
実家に帰りたいから帰れる、という状況ではありません。
【喜べない理由 その3】
日本が発表している、水際対策強化によると、台湾も上陸拒否対象地域にしっかりと含まれています。(外務省HP参照)
こんなに感染者ゼロが続いていても、なお、拒否されています。
”台湾人に移したら悪いから、台湾も対象に入れましょう”
という理由ではなさそうなので、基準が不明です。
日本国籍をもっている私の場合は、上陸拒否はされませんが、
- 空港に対象地域に滞在していた旨の報告義務
- 検温、問診票記入、症状確認、PCR検査必須
- PCR検査の結果が出るまで、指定の施設で待機(数時間~2日間)
- 検査結果が陰性でも14日間は在宅検疫
と、様々なハードルがあります。
どうしても日本に帰らなければならない or どうしても帰りたい、
という強い理由や希望がない限り、私なら帰りません。
ましてや、日本での感染者が再び増加傾向にあるというニュースを見ると
今は帰るときではないと思います。
外国人であるマルコスの場合は、原則的に上陸が拒否されます。
さっと考えてみても、『飛行機は飛べど状況変わらず』といった感じです。
ただ、家族がバラバラになっていたり、誰かが亡くなったり、日本(または台湾)の特別な病院にかかる必要があるといった方々にとっては、少しハードルが下がったとも言えますね。
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