子連れで出かけたら台湾の方々の親切をあびた話

台湾の日常・家族


こんにちは、台湾のゆっこです。

今、太郎の冬休み真っただ中。

毎日元気な3歳児のエネルギーをどう発散させようかと頭を悩ませる日々であります。

今日は基隆の天気予報が外れて薄~く陽が差していたので、電車に乗って南港駅にある太郎お気に入りの公園に行くことにしました。

台湾ではワンオペで外出すると、電車やレストランなどで色々と親切にしてもらうことがあります。

今日も色々な方に助けていただいたので、台湾での生活の小話として紹介してみます。



MRTと違い台鐵は電車とホームの段差が大きいことが多く、ベビーカーの前を高めに上げないと電車に乗れません。

今朝も最寄り駅から電車に乗るのにベビーカーをウィリーさせて乗ろうとすると、車内のドアの所に立っていた若い女性が前面をさっと持ち上げてくれました。

道路も段差だらけの台湾では、一人でベビーカーをウィリーさせるのは日常茶飯事なので慣れてはいるのですが、こういった親切はワンオペ子連れで出かけている身としては、気にかけてもらっていることにとにかく心が温まります。



お気に入りの公園でひとしきり遊び、



ドンドンドンキで買い物を済ませると今度は恐竜にひとしきりハマり、



また公園で遊ぶというので、公園に戻り、ドンドンドンキで買ったコロッケを食し、



再びひとしきり公園で遊んでいると午後の2時くらいになっていました。



ちなみに、台湾は多国籍の国なので、こうして公園で遊んでいると英語やインドネシア語なども聞こえてきて、高齢者は台湾語で大声で話していて、私は大声で日本語で太郎に話している…

といった具合に、色々な言語が入り混じっていて面白いです。

このままでは帰りに眠くなってグズグズしそうだと思いながら太郎を促し、ようやく帰路につきました。

案の定、眠くなってきた太郎がベビーカーに座ってくれなかったので、片手に太郎を抱えて、もう片手でベビーカーをウィリーさせて電車に乗り込みました。

車内は朝と比べて人が多く、周囲の席は埋まっていて、立っている人もいました。

とりあえずベビーカーをドアの脇に置いてストッパーをかけると、ベビーカーを置いたすぐ横の席の女性が立ち上がって、私をツンツンとして席を譲ってくれました

重たくなってきた太郎を抱えたまま立っているのは大変なので、ありがたく席を使わせてもらうことにしました。

そして、この女性は席を譲るとすっと隣の車両に移動して、私から見えない所に行ってしまいました

きっと見える場所にいると私が気を使うだろうからと、配慮してくれたのだと思います。

すごくスマートで粋な行動だと、とても印象に残りました。

今後、私も同じ状況になったら、さっと目の前から姿を消そう!なんて思いました。

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席に座り太郎を膝に乗せていると、初めのうちこそご機嫌だった太郎も、段々と眠くなってきたのか機嫌が悪くなっていきました。

ねんねしたい!お腹痛い!うんちしたい!全部痛い!トイレ行きたい!おうちでテレビみたい!

と、支離滅裂な要求を大声で叫び始めました。

トイレなんて二回しか成功してない上に、基本的に便座に座りたがらないのに、「トイレ行きたい!」ってなに?

もうこなってはなだめすかして、早く最寄りの駅に着くことを願うのみです。

ギャーギャーと騒ぎ立てる太郎と支離滅裂なやりとりをしつつ、ようやく降りる駅に着きました。

太郎を抱え、段差に注意しつつベビーカーをホームに降ろしてホッと一息をつくと、同じ駅で降りた60代くらいの女性がベビーカーを押してあげるとさっとベビーカーを押し始めました。

めちゃくちゃ助かる!

エレベーターのある方に向かってベビーカーを押してくれる女性の後ろを、ギャーギャーと泣き叫ぶ太郎を抱えて付いていきます。

はた目には、女性は私の母か義母に見えたかも知れません。

エレベーターを降りて改札を出ると、左右どちらか聞かれ、答えるとまたベビーカーを押しながら駅舎を私が帰る方向に付き添ってくださいました。

女性はマスクをしていましたが、きれいな顔立ちだろうと想像できる目元で、どことなく親戚のおばにも似ていて、もう甘えちゃうことにしました。

駅舎を出てさらに方向を聞かれ、答えるとまたついて来てくれようとしたのですが、さすがに申し訳ないと思い、お礼を言って、ここからは自分で何とかすると伝えると、笑顔で去っていきました。

女性は私の家とは反対方向に歩いて行ったので、どこまでも親切に助けてあげようという優しさに改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。

今日だけでなく、子連れで出かけると台湾の方々に色々と助けてもらうことが多くて、ろくに言葉も話せませんが日々心が温まっています。

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