こんにちは、台湾のゆっこです。
台湾には各地域に「親子館」という政府運営の子どもを無料で遊ばせることができる素晴らしい施設があります。
その素晴らしさは別の記事で紹介するとして、今日は親子館で出逢った日本人ママさんとのご縁のお話です。
その親子館には、週に1~2回太郎を連れて行って遊ばせています。
人が多いので滅多に週末に行くことはないのですが、このときはたまたま土曜日の午前中に親子館に行くことになりました。
というのも、たまたま土曜にしては早起きだった日に、太郎が親子館の滑り台で遊びたくて朝からワーワーしていたのです。
もっとも、太郎はまだ1歳10か月なので「僕、親子間の滑り台で遊びたい!ママ連れて行って!」と言ったわけではありません。
靴をもって外に出かけたいアピールをしたり、「シュ~!」と言い滑り台で遊びたいアピールをしていたので、「親子館でシュ~する?」と聞いたら「はい!」と言うので、連れて行くことにしたのです。
親子館に着くと、受付でいつものように先生たちが笑顔で迎え入れてくれました。
そして、ひとりの先生に「前に話した日本人のお母さんが来ているから、あとで紹介するね」と言われました。
「ああ、よろしくお願いします」
そういえば、ひと月ほど前にそんな話を聞いたっけな…
先生とそんなやりとりをしていると、太郎は滑り台で遊ぼうと、ひとりで走って部屋の中に入っていきました。
ところが、この日は特別なイベントがあって、部屋の半分は電気が消され遊具が撤去され、代わりに栄養士か何かのおばさまがスクリーンを使って講義をしていました。
残念なことに、滑り台も撤去されていました。
いつも滑り台がある場所にいき、大声で「ママ―」と叫ぶ太郎。
「シャー(滑り台)ない!」
と、滑り台がないことを一生懸命伝えてきます。
「あらー、今日はないねぇ。じゃ、あっちで遊ぼうか。」
諦めきれない様子の太郎を部屋のもう半分に連れて行き、他のおもちゃで遊んでいると、先ほどの先生がやってきて、日本人ママさんを紹介してくれました。
台北の親子館には日本人ママも沢山いるかもしれませんが、基隆のとある街で日本人ママと日本語で話しができるのはとても新鮮でした。
彼女のLINEのアイコンがカワイイ柴犬だったので、ブログでは柴さんと呼ぶことにします。
実際には、柴さんはお母さんが台湾人、お父さんが日本人のハーフということでした。
日本で生まれ育ち、大学進学で台湾に来て以来、ずっと台湾に住んでいるとのことでした。
大学では言葉でとても苦労されたそうですが、その苦労があって、彼女のいまの中国語力があるのだと思います。
私の一向に上達しない中国語をどげんかせんといかんと思わされました。
さて、滑り台がなくてご機嫌ななめの太郎に割り込まれながらも色々と話をすると、柴さんとはなんだかご縁を感じるポイントが沢山ありました。
まず驚いたのは、柴さん親子は普段はこの親子館には来ないそうですが、たまたま娘さんがこの親子館の滑り台で遊びたいと主張したから来たのだそうです。
ちなみに柴さんの娘さんはもうすぐ3歳、太郎よりも1歳ほど年上です。
お互いに似たような理由で子供に導かれて親子館にきたというのも、なんだか不思議です。
そして
柴さんの娘さんの名前の2文字目と、私の名前の1文字目の漢字が同じ。
夫が台湾人。
出産年齢が柴さん38歳、私43歳と2人とも高齢出産。
柴さんのお母さんの家が私の家の近所。
柴さんのお父さんの家が名古屋、私が台湾に引っ越す前に住んでいたのも名古屋。
何だかご縁を感じずにはいられませんでした。
気づくと、自分からLINEを交換しませんかと聞いていました。
自分から聞くなんて、いつ振りだろうか…
もっと話をしたかったのですが、午前の閉館前に太郎が眠くなり帰りたいモードになってしまったので、後ろ髪を引かれながら帰路に着きました。
午後には滑り台が復活するということだったので出直したのですが、柴さん親子は来ていなくて会えませんでした。
太郎は滑り台に大喜びで、気が済むまで滑り続けていました。
台湾に越してからほとんど友達ができていない私ですが、太郎が生まれてから1年に一人ペースで縁のある方と知り合っています。(太郎0歳時ひとり、1歳時ひとり…少ない…)
太郎くらい小さい子供のお母さんはかなり年下のことが多いのですが、ざっくり同年代というのも珍しいし、それが日本人となると更に珍しい。
そうそう、柴さんのLINEのアイコンの柴犬は、自分で飼っているわけでもなく、ご家族や友人が飼っているわけでもなく、その辺でばったり出くわしたワンちゃんが可愛かったので写真を撮ったものをアイコンにしているのだそうです。
いや~柴さん、おもしろい!
この不思議なご縁を大切にしたいです。
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