こんにちは、台湾のゆっこです。
この土日は珍しく「両日とも晴れ」という天気予報通り、今日は晴れたので基隆の街へ行ってきました。
目的は基隆のバス停のチェックです。
基隆の街づくり計画に伴い、バス停が移動したり、新しく出来たりしていて、前に書いたバス停の情報が古くなってしまっていたのが、前々から気になっていました。
気になりつつも、コロナで旅行者もいないしと長いあいだ放置していたのですが、最近旅行関係の記事へのアクセスが増えているので、
うそ情報になってしまう!更新せねば!
とようやくおしりに火がついたのです。
マルコスの仕事のついでに便乗して、行きは車で基隆まで移動しました。
最近の基隆は、少しの間にも変化がどんどんと起こるので、晴れた日にチェックしに来ないと追いつきません。
バス停チェックに歩き回る前に腹ごしらえをしようと、E-Squareでランチをすることにしました。
太郎がいるから店内が広めの「喬義思/choice」というイタ飯屋に入りました。
いつもはお昼寝をする時間に差し掛かっているので、少しぐずぐずと眠そうな太郎。
このお店は以前も一人で入ったことがあるのですが、QRコードを読み込んで自分で予約をするシステムに変わっていました。
説明が分からないと言うと、対応をしてくれた愛嬌のある女性スタッフが電話番号と名前などを打ち込んで予約をしてくれました。
お昼時で混んでいたのですが、10分弱くらいで名前を呼ばれました。
先ほど、予約を代わりにしてくれた女性が気を利かせてくれたのか、片側ソファー席の一番端っこの席に通されました。
ソファー席の端が壁になっているので、太郎を奥に座らせれば(実際は立っていますが)他人に迷惑をかけないし、私も過ごしやすいという、ワンオペに最適の席でした。
さっと食べられそうな海老のトマトソースパスタに、ドリンクとデザートセットを注文しました。
このchoiceがあとで仇となります。
待っている間に太郎の眠気が増してきて、おっぱいくれモードになってきたので、授乳ケープで授乳をすることにしました。
端っこの席でよかった。お姉さん、ありがとう。
授乳をすると太郎が5分ほどで寝落ちました。
ふふふ、これでベビーカーにうまく寝かせられたらこっちのもんよ!
そうこうしているうちに、パスタが運ばれてきました。
そのパスタを見てギョッとしました。
海老が服着とるやないかい!
海老の殻をむくという、とてつもなく面倒なパスタを選んでしまったようだ…
まぁ、よい。
太郎をうまくベビーカーに移すことができれば、こっちのもんよ。
そぉーーーっと太郎を向かい側に置いたベビーカーに移そうと立ち上がりました。
ここで、さすが台湾な出来事がありました。
私たちの隣の席には、少し後から入ってきた60歳前後のご夫婦らしき男女がいました。
私と同じソファー側に女性、向かいに男性です。
まず、隣の女性が私のカバンを少しずらして、私が通りやすくしてくれました。
そして、向かいの男性はベビーカーの角度を変えて、太郎を置きやすいようにしてくれました。
女性が男性に、ベルトを横に広げるように言ってくれたので、私は両手で太郎を抱えたまま、ベビーカーの準備がされていく状態です。
そうこうしているうちに、太郎が気づいて起きてぐずり始めてしまいました。
私のテーブルには服を着たエビパスタが待っています。
そんな私の状況をみて、なんと男性が「赤ちゃんを抱っこしておいてあげようか」と申し出てくれました。
親戚のおじさんより、いえ、なんなら私の父より気が利くひと言にビックリしました。
でも、あいにく、最近の太郎は人見知りが始まってしまい、しかも見知らぬオジサンとなるとかなり厳しい。
それに、99%良い人だとは思いますが、まったくの初対面の方に預けるのも…
ということで、とてもありがたいお言葉でしたが、人見知りだからとお断りしました。
太郎はすっかり目覚めてしまったので、諦めて太郎をまたソファーの奥に立たせます。
隣のご夫婦は、私が太郎をベビーカーに載せるかもしれないと、私のテーブルを少しずらして、テーブルとテーブルの間にベビーカーを置いてくれました。
本当に、なんて親切な方たち。
持参した赤ちゃんせんべい二袋(4枚)を少しずつあげて時間をかせぎつつ、太郎がソファーから落ちないように腕や脚でブロックし、服を着たエビ以外の部分をまずは食べることにしました。
飲み物もデザートもとにかくサッと食べたいので、スタッフにいつ持ってくるかと聞かれるたびに、今と返事をしていたので、目の前にはクレームブリュレも待っていました。
ちょっと待ってな!
今、エビを片付けるから!
ということで、特に技もないので正面突破でとにかくエビをむく!食べる!むく!食べる!ええーーーい!むく!食べる!
そして、なんとか動き回る太郎を制しつつ、食べ終わりました。
私は左利きなのですが、壁が右側にあったので、右に太郎を押しやりつつパスタを食べられていたのですが、クレームブリュレを食べるときになって、太郎が急にどうしても私の左に来たがります。
なんだよ、あと5分だけ端っこにいておくれよ。
凄い勢いで左に来るので、仕方なく太郎を私と大きなリュックの間に納めつつ、適当に話しかけて気を引きつつ、慣れない右手でスプーンを使い、こぼれそうになるブリュレを口に頬張ります。
なんとかデザートも完食。
食べ終わった私を見て、隣のご夫婦はベビーカーをテーブルの間から外に出してくれました。
そして、とてもいい子だったね、と太郎を褒めてくれました。
テーブルの位置を元に戻すのも手伝ってくれて、最後までとても親切なお二人でした。
台湾の方のこういった親切は本当に温かい気持ちになります。
さて、今日の教訓。
パスタのエビが裸か確認せよ!
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