こんにちは、台湾のゆっこです。
翌日、母に車を出してもらい取り置きをしてもらった椅子を取りに2nd STREETに向かいました。
椅子を載せるスペースの関係で、太郎とマルコスはお留守番です。
店内に入ると、取り置きをしてもらった椅子がレジの前に置かれていました。
椅子の他にも何点か大きめの商品が置いてありました。
取り置きされた商品をレジの前に並べているのかなと思いながら、レジでお会計をしている男性が終わるのを待っていました。
男性のお会計が終わったので、レジのスタッフさんに取り置きしてある椅子を取りに来た旨を伝え、あれですとレジ前の椅子を指さしました。
すると思っていたのとは違う回答が返ってきました。
「あちらは今売れてしまいました」
先ほどレジ前に置かれていた商品は、立った今目の前の男性が購入した物だったのです。
なんと、取り置きは当日までというルールがあって、日をまたぐとキャンセルされるということでした。
前日にそのような説明は受けていません。
そして、前日に私の対応をしてくれたスタッフさんはこの日はお休みでした。
私は当日までと言うルールの説明はなかったと主張しました。
近場で良さげな子ども椅子が見つかって、これから2か月間の日本での生活が便利になると思っていたのに、取り置きがキャンセルとは言語道断です。
少し遅れて店内に入ってきた母はこのやりとりを聞いて、それはそちらの説明がなかったのだからと食い下がります。
対応してくれたスタッフの男性はもう売れてしまったしルールなのでと言いながらも、念のため上の者に聞いてみますと言ってくださいました。
と同時に、他にも子ども椅子がないか探してみましょうと言い、母とお店の中を探しにいきました。
私は取り置きの椅子の見張り番よろしくレジ前で待機です。
とは言え、たった今この椅子を買った男性はただのとばっちり、なにも悪いことはしていません。
男性は他の商品を先に車に運び、残るは子ども椅子だけになった状態で、私と一緒にレジ前で待機するはめになってしまいました。
あなたは何も悪くないのにごめんなさい、と伝えて一緒に母とスタッフさんを待ちます。
ほどなくして2人が戻ってきました。
他に一脚だけ子ども椅子があったということでした。
母と交代で私もその子ども椅子を見に行きました。
こげ茶色のその椅子は、取り置きしていた椅子と同じようにテーブル付きではありましたが、座面はコンパクト、全体的にやや古めで木の質感も劣り、ステップの調整はできないタイプのものでした。
しかし、取り置きの椅子とは違って折りたたみができるタイプの椅子でした。
更に、価格は税込み550円。
悪くないじゃん!
と思うと同時に、私の頭によぎりました。
きっと母もこちらがいいと思っただろうな、と。
取り置きしていた椅子は座面の幅が広く、折りたたみもできないので、私たちが台湾に戻ったあと来年までリビングに置いておくのは邪魔でしかない。来年まで畳んでしまっておけるのはポイント高いんじゃ…
結局、上司からは「取り置きのルールは変えられない」との回答だったと言われました。
そのお店側の対応は腑に落ちませんでしたが、だんだんと折りたためるこげ茶色の椅子が気に入り始めました。
取り置きしていた椅子は座らせるときにガードとなる胸の位置にある木枠が狭くて、安定して座れるようになった太郎には少し窮屈かもしれないというのもありました。
その後、母と話し合ったり、茶色い椅子をまた交代で見に行ったりと、色々とやり取りをしているときに、椅子を購入した男性にお子さんの年齢を聞いてみると1歳とのことでした。
1歳ならば作りがしっかりしているあの取り置きの椅子の方が安全だろうし、そもそもこの人は悪くない、しかもトラブルのお詫びに安価な椅子をさらに30%値引くとも言ってくれているし、あのこげ茶色の椅子で手を打とう。
そんな風に考えている私の横で、母はいつまでも取り置きしたのはこちらなのにと文句を言っていました。
しかし、口には出さずとも私には分かっていました。
母がヒール役に徹していること、そして実はこげ茶の椅子の方がいいと思っていることを。
最後まで「もう!仕方ないからこれにするわ!」みたいなセリフを吐く母を横目に、この人(母)面白いなと思いつつ、君(母)がそう出るなら私はフォロー役をしまっせとばかりに、男性に待たせてしまったお詫びをしたり、対応してくださったスタッフさんにお礼を伝えたりしました。
結局、母がもっていたなんちゃらポイントも利用して、240円で子ども椅子を手に入れました。
さて、帰りの車で母と答え合わせです。
やはり思った通り、途中からこげ茶の椅子の方がいいと思っていたそうですが、お店の対応があんまりだからごねる客を演じていたそうです。
しかも、前日のスタッフさんがお休みなのをいいことに、前日には何の説明もなかったといかにも当事者のように文句を言っていました。
こんな演技をする77歳ってどうなの…
こちらが格安で手に入れた子ども椅子です。
テーブルは不要なときは後ろにくるっと回しておけるので、この状態でテーブルに直接つけて利用しています。
前に余計なガードがなく自由に動けるので太郎は機嫌よく座ってくれています。
ステップには足がおけるし、テーブルとの高さもちょうどよかったです。
それに、なんと言っても折りたためるのがよい!
よい買い物ができた代償に、あれだけ母娘でごねた2nd STREETには今年はもう入れません。
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