思っていたよりハードだった2度目のワンオペフライト

日本一時帰国


こんにちは、台湾のゆっこです。

ノートパソコンの電源ケーブル忘れたので、スマホで音声入力をしています。

今も「スマホ」が「スマ保」と変換されトホホ…

マルコス早くケーブル持ってきてくれないかなぁ。

さて、前回の日本一時帰国では6ヶ月だった太郎が、今回は1歳4ヶ月になりなかなかの重みとなかなかの自我が芽生えており、前回よりも飛行中がハードでした。

チェックイン時に担当の方が気をきかせてくれて、出入り口に一番近い席に移動してくれました。

壁のすぐ後ろの座席なので、他の席に比べると前が広くて、太郎も動きやすいし、抱っこもしやすそうでした。

子連れは優先搭乗なので、先に席に着いて太郎を座席の前に立たせて遊ばせていると、お隣の方がやってきました。

黒いマスクをした男性でした。

ここからが試練の始まりでした。

太郎はその男性が席に着くやいなや警戒心むき出しにして、泣き出しました。

男性は気を遣ってくれて、外が見えるし席を代わりましょうかと言ってくれたのですが、このあときっと席を離れることが増えるだろうと思ったのでお礼を言ってお断りしました。

席に座って太郎を膝の上に乗せていると、黒いマスクの男性が目に入り大泣きが止まりません。

あれ〜パパじゃないね〜

と適当なことを言ってあやしてみても、泣き止む気配が微塵も感じられなかったので席を離れ少しうしろのスペースに移動しました。

席に座っている時よりは少しマシなものの、泣き続ける太郎。

そんな太郎にも私にも、添乗員さんは優しく話しかけてくれました。

飛行機が飛び立つ直前までスペースにいさせてくれました。

離陸時はさすがに席に戻ったものの、泣き続ける太郎。

私たちの座席は、ビジネスクラスのすぐ後に位置しているので、忙しそうにノートパソコンに向かう人が目に入ります。

お兄さん、ごめんよ…

外を見させたり、機内にあるランプを見せたり、仕切りのカーテンをペラペラとめくってみたり、立たせて少し歩かせたり…

抱っこして右へ左へ。

あまりにも機嫌が治らないので、

CAさん「何のキャラクターならわかりますか?アンパンマンはまだ分かりませんよね?」

私「そうですねー、猫とか動物ならわかります」

CAさん「猫ですか。書けるかなぁ〜」

そして紙に黒いマジックペンで猫の絵を描いてくれました。

それをじっと見ている太郎。

三角の耳に丸い顔、目と鼻とヒゲを書いて、最後におもむろにおでこに縦線3本ひいて、

トラ猫が出来上がりました。

このトラ猫がとても気にいったようで、太郎は絵をうれしそうに握り締めて、なんと泣きやみました!

お姉さんありがとう!!!

これには、横にいたCAさんもびっくり!

トラ猫パワーのおかげで席に戻っても黒マスク兄さんを怖がる様子はありません。

この隙に、まずは太郎に機内食を食べさせます。


なんとか終えたら、今度は私の番です。

テレビを見せながら太郎を抱え、右でも左でも使える手を使ってとにかく素早く食べるます。

この時に活躍したのが、機内食でよくみる丸いパンです。

あまり食に興味のない太郎ですが、パンはよく食べてくれます。

丸いパンを少しずつちぎりながらあげて、時間稼ぎをしつつ、私もなんとか食べ終えました。

食後、寝てくれるかな〜という私の期待をよそに、一向に寝る気配を見せない太郎。

それどころか、またぐずり始めました。

次は抱っこ紐で機内の一番後ろのスペースまで行き、太郎に色々と見せて時間を潰します。

太郎は標準よりも体重は軽めですが、それでもずっと抱っこはキツかった。

翌日は上半身が軽く筋肉痛になっていました。


飛行機が高度を下げ始めたので席に戻ろうと思ったのですが、やはり黒マスク兄さんを見てギャー!

ギリギリまで席に戻らず歩かせていただきました。

最後、飛行機が着陸するときは席につき、ギャーギャー言う太郎をなだめます。

飛行機が着陸し、陸を移動中もギャーギャー。

そして、飛行機が止まり、準備待ちをしているときにようやく寝ました。

黒マスクのお兄さんに、「今寝ました。なぜ今…」と見せると笑っていました。

最後まで嫌な顔せず、感じのよい黒マスク兄さんでした。


通路を挟んだ隣は、台湾旅行帰りの日本人ご家族でした。

お子さんが太郎より少し大きい男の子と、まだ赤ちゃんの2人いました。

私の横はお母さんと赤ちゃん、真ん中に上の男の子、向こう側にお父さんという配置で座っていました。

赤ちゃんのまん丸の顔に癒されると同時に、ママさんにも大変お世話になりました。

食事が終わったトレイを引き取ってくれたり、落ちたものを拾ってくれたり、泣く太郎に動画を見せてくれたり。

前回の何倍も体力も精神力も消耗しましたが、周囲の優しさに気付けた空の旅でもありました。

振り返ると写真をあまり撮っていませんでした。

そのくらい余裕がなかったということですね。

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