こんにちは、台湾のゆっこです。
まず始めに、タイトルが物々しくなっていますが、行方不明だったおばさまは無事に見つかっていますのでご安心ください。
数日前の夜、普段はあまり見ていないFacebookを何気なく開いたときに、台湾人の友人のポストが目に留まりました。
内容を要約するとこうです。
「従姉とそのお母さん(友人にとってのおばさん)が日本旅行しているのだが、今朝ホテルの部屋からおばさんがいなくなっていた。
おばさんは認知症ぎみで、財布もスマホも持たずにいなくなってしまった。
警察にも届けを出したけれど、今のところ何の情報も入っていない。
もし近くに知り合いが住んでいるなら情報をシェアして探すのを手伝って欲しい。」
上の文面が中国語と英語で書かれていて、滞在中のホテルの情報とおばさんの写真もポストされていました。
時間を見ると、Facebookにポストされた時点でおばさんが居なくなってから12時間以上経っていました。
朝から晩まで認知症のけがある母親が見つからず、何の情報もないのは、従姉さんも心配でたまらないだろうと思いました。
少しでも力になれるかもと、大阪に知り合いがいそうな友人に連絡をして、公開されている住所付近に住んでいる人がいたら情報をシェアして欲しいとお願いをしました。
その後、わりとすぐにおばさんが見つかるのですが、肝は「警察への届け」でした。
従姉さんは一か所の警察にしか届けをだしていなかったのですが、たまたま日本に留学中の友人の妹さんが近くに住んでいて、他の地域の警察へも届けを出した方がいいとアドバイスを受けたそうです。
そして、アドバイス通りに他の地域の大きめの警察署に届けを出したところ、おばさんが見つかったそうです。
おばさんはケガなどはありませんでしたが、泣いていたそうです。
言葉も通じない国で娘とはぐれ、とても心細い時間を過ごしていたのだと思います。
とにかく、無事に見つかってよかったです。
今回の事例で、日本では管轄外の地域には行方不明者の情報が共有されないことが分かりました。
他の国の警察事情は知りませんが、同じようなものだと想定できます。
もしこのようなことが自分や身の回りで起きたら、どこの国であっても広めの範囲の警察署に届けを出しておくことが解決への近道だと思いました。
そして、認知症の人と旅行をする場合は、ホテルの部屋は同室が鉄則。
今回はどうやら娘家族と娘の母親という組み合わせでの旅行だったようで、母親だけ別の部屋に滞在していたようです。
お子さんがいるかは分かりませんが、娘夫妻と母親という組み合わせだった場合、母親が別室に滞在するのは自然なことです。
ただ、認知症を患っている場合は、こういう事態に備えて、お財布やカバン、洋服のポケット全てに氏名と滞在先を書いた紙を入れておくと安心だと思いました。
認知症の母親を連れて海外旅行をすること自体が無謀とも言えますが、認知症が軽度であったことと、日本旅行をするに至るストーリーがあったのかもしれないので、そこは口をはさむところではありません。
私も母が日本で1人暮らしをしているので、こういう話を聞くと少し心配にはなりますが、今のところ母は近所のおばさんや友人たちを助ける立場になることが多いので、まだ大丈夫なはず。
そんな母にもこの話をしたところ、知り合いが泥棒に入られたばかりだと逆に怖い話返しをされました。
この母の知り合いのケースも学ぶところがあったので、怖い話が続きますが次回シェアします。
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