【箸休め】結婚式1周年記念は自炊スペシャルディナーでお祝い

箸休め

こんにちは、台湾のゆっこです。

去年の今日(3月23日)は、私たちの結婚式でした。

日本とは異なるところの多い台湾の結婚式は、準備は大変でしたが当日は予想以上に楽しくて良い思い出になりました。

日本からは50人近い友人知人が台湾まで来て、ワッショイと式を盛り上げてくれました。一人一人とゆっくり話す時間はなかったものの、特別な日にみんなの顔が目の前にあるだけで幸せな気持ちになりました。



ロマンティストのマルコスは記念日を大切にするタイプ。結婚式から1年が経とうとしたある日、今年は一緒にスペシャルディナーを作ろうと言います。

うっかり記念日を忘れてしまうタイプの私は、それはいい案だと乗ります。

ということで、1日前倒しで昨日の日曜日に、準備から4時間くらいかけて色々な料理を作りました。

今回は西欧料理を作ることにして、私が主にメニューを考えてシェフを、マルコスはスー・シェフ(副料理長)という役割分担です。

作ったメニューは5品でした。

キャベツとキノコのマリネ

生レモン汁と日本の米酢に、塩コショウと砂糖少々、オリーブオイルを混ぜてマリネ液を作ります。

塩をして少し置いたキャベツの水気をよく切ったものと、レンジでチンして火を通したシメジを冷ましたものとマリネ液をビニール袋に入れてよく揉み合わせ、冷蔵庫で寝かせておきます。

ポイントは、キャベツに先に塩をして水分を抜いておくこと、そして塩気も先につけておくこと。そうすると、マリネ液の味が薄まらないので、味を決めやすいです。

近所の市場で買っている甘くて美味しいミニトマトがあったので、色どりに飾ります。台湾のミニトマトはこのように少し細長いタイプのものが多いです。常温で置いておくとどんどん甘くなります。

初めて作ってみた組み合わせのマリネですが、サッパリしていて箸が進みます。これは定番になりそうです。

フライドチキン

フライドチキンというより、唐揚げに近い感じになりました。ショウガ汁と酒、醤油につけておいた鶏胸肉を多めの油で揚げ焼く感じです。

肉に下味がしっかりついているので、レモンを絞るだけでOK。胸肉もこの日に市場で買ったので、新鮮で美味しかったです。市場でお願いして唐揚げくらいのサイズにカットしてもらいました。

ロールキャベツ

ロールキャベツは私の一番の得意料理です。豚と鶏のひき肉で作ります。牛肉を使うより癖がなくてサッパリしているので、豚鶏の合いびきはオススメです。

ここで鶏のひき肉問題が発生。台湾では鶏のひき肉が手に入りにくいのです。市場の豚肉屋はミンチにする機械を持っているいるので、ひいてもらえるのですが、鶏肉屋では機械がないのでひき肉は買えません。

近くのスーパーも念のためチェックしましたが、鶏肉はなぜかひき肉が売ってないのです。(豚ひき肉はスーパーにもあります)

そこで胸肉を買った鶏肉屋の店主がいいアイデアをくれました。豚肉屋でミンチ肉を買うときに、鶏肉を持ち込みついでにひいてもらう作戦です。

なるほど、それは今まで思いつかなかった名案!さっそく実践したら、豚肉屋の女将さんが快く一緒にひいてくれました。

自分で切ると結構な時間が掛かるので、これはいい案です。しかもひきたてで新鮮という一石二鳥。

ということで、少し時間が省けたのですが、家にあった残りのキャベツが思っていたよりも小さかったので、小ぶりなものを沢山巻き巻き。更に、キャベツの葉っぱは中に行くほど複雑な形をしていて1枚1枚きれいに剥がすのが大変なので、そこも時間が掛かりました。

でも、味は我ながらとても美味しく仕上がり、マルコスにも家族にも好評でした。

オニオンスープ

市場でちょうど新玉ねぎを見つけたので、3つ買います。繊維を切る方向に包丁を入れるようにとデモンストレーションをしてから、スー・シェフのマルコスに任せたのですが、自由(適当)にカットされた玉ねぎの細切りが出来上がっていました。

・・・まあ、いいか。

時短のためにレンジでチンしてある程度柔らかくしてから、フライパンに多めのバターを入れて炒めます。茶色っぽくなるまで弱火で根気よく炒めます。

生玉ねぎからじっくりと弱火で炒めるとかなり時間が掛かるので、レンチンからの炒めはオススメです。

茶色っぽくなったら、鍋に移してポットからお湯を1.5リットルくらいとコンソメと美味しい塩を入れて味を調えます。胡椒もお好みで。

作り方は簡単ですが、時間がかかる分、本格的な味になります。

カボチャとほうれん草のグラタン

手抜きして「ハインツのグラタンソース」でも使おうかと思っていたのですが、スーパー3軒見てもありませんでした。手軽で味もいいから、日本ではよく使っていました。台湾では需要がないみたいです。



キャンベルシリーズのコーンとかクラムチャウダーとかミネストローネとかは置いてあったんですけどね。

仕方がないのでホワイトソースは自分で作るとして、グラタンの具材をどうしようかと考えていたら、台湾市場でお気に入りになった、茶色っぽい甘いカボチャを見つけました。

ほうれん草も2斤(1,200g)30元で買えました。

家に残っていたマカロニとチーズでグラタンの材料もOKです。塩気もちょうどよく、こちらも美味しくできました。



この日、タイミングよく、マルコス母の姉がやってきました。マルコス母は7人兄弟。この姉はマルコス母と年が近いこともあり仲が良くて、仕事が休みの日にたまにやってきます。

マルコス母はかわいい顔をしているので、初めてマルコス母の姉に会うときは似たような人を想像していたのですが、全く予想を覆されました。

歯がないんです。

そして、ワーワーと大きな声で話す強烈なキャラクター。疲れると電源が切れたように急に寝ていたりします。面白い人です。

本ブログでも何度も登場しています。



今回作った料理は、固いものは一つもなかったので、おばさんも食べられるものばかり。美味しい美味しいと言いながら食べてくれました。そして、みんなの食器を洗って、謝謝を連呼しながらバタバタと帰っていきました。

今は歯が無い強烈なインパクトのおばさんですが、歯がある若いときの写真を見たら、マルコス母同様にかわいい顔をしていました。

みなさま、歯は大切に。

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